美唄の年平均気温は8度で、夏季(7月・8月)でも20度前後となっています。 夜はさらに気温が下がるので、データセンターに適した涼しい環境を保つことが出来ます。
年間平均気温 | 8度(最高31度 最低-25度) |
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降雪量 | 年間約8m~10m |
積雪 | 90cm(12月~3月) |
美唄では過去10年間、震度4以上の地震は発生しておりません。 震度1以上の地震も1.2回/年と少ないです。 海岸線からは直線距離約35kmも離れているので塩害がなく、台風もほとんど上陸しないので水害もありません。 データセンターのリスク回避には最適な土地です。
地震 | 最寄の活断層から垂直方向距離15km |
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水害 | 海岸線までの直線距離約35km 過去に津波・高潮・出水・浸水等による工業団地の被害はありません。 |
台風 | 美唄は台風上陸の少ない土地です |
空知団地は国内最大級の敷地面積を有し、分譲価格は690円/㎡~と、極めて低価格での用地取得が可能です。
ラムサール登録湿地で日本最大のマガン寄留地である「宮島沼」。大理石の彫刻と自然環境が見事に調和した「アルテピアッツァ美唄」。 都会にはない自然の「癒し」が心の平穏を保つでしょう。
巨大な電力を必要とする「データセンター」の冷房に、美唄の「冷涼な外気」と「雪冷熱」を利用するデータセンターのことです。
環境性能指標であるPUE値を1.2以下に抑え、、CO2削減にも大きく貢献します。
データセンターが4~10月の外気温15℃以上で冷房が必要であると仮定すると、東京では4,541時間稼動することとなりますが、 美唄では2,567時間で済むことになります。稼働時間だけでも4割以上低減することが可能です。 さらに気温15℃以上の時間を雪冷房で行うことにより冷房負荷は東京と比較しておよそ20分の1にまで低減することができるのです。
データセンターの冷房付加を1,000kwとします。夏季(15℃以上)を冷房するには約5万トンの雪山が必要です。 必要な寸法(150×150m)を上の模型で示しています。 雪山はサーバ室に比較すると大きいですが、これも分譲価格が安い空知団地であれば可能と考えます。 必要な雪は道路の排雪を堆積するなど無償で確保することができます。
真夏、雪山から毎日250トンもの冷たい(3℃)の水が排出されます。 またサーバ室から、30℃程度の温風を大量に得ることができることから、冬季間の農業分野への利用も研究しています。 「情報産業」と「農業」と「雪」が融合した、世界で最もEcologyなデータセンターが現実に可能となるのです。
2010年8月、美唄市はコンピュータのデータサーバーを、雪を使って冷却する世界初の実証実験を実施しました。 実験は、美唄ハイテクセンターの敷地内に約70トンの雪山を造成。 雪山の下に廃棄物として処理の困っているホタテの貝殻を利用した透水性の高い路盤を敷設し、 路盤の中に配管した冷却水をサーバー室に循環させて冷房に使用しました。 この実験では、冷却水の温度は約8℃、これを1台のファンコイルユニットで約15~16℃の冷風に変え、広さ13㎡のサーバー室を28℃前後に保っています。 このシステムは、大量の冷水を効率よく供給できる仕組みで、大規模なデータセンターにも対応できるもので、究極の「環境にやさしい」しくみです。
地球環境問題への対応は先進国の使命であり、資源やエネルギーを効率よく利用する努力が求められています。 2005年2月発効の京都議定書では、先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定(日本は6%削減)し、 さらに、2007年5月に我が国が発表した「美しい星 50(クールアース50)」において、「世界全体の排出量を現状から2050年までに半減」 という長期目標を世界共通目標として提案しています。
大量に電力を消費するデータセンターに自然エネルギーを活用することは、企業が温室効果ガス削減に最大限の努力をしていることを、 美唄から世界に向けて、大きなインパクトとともに発信することになるでしょう。